レオナルド・ダ・ヴィンチ『最後の晩餐』の予約は直前でも諦めない

先日イタリアを旅行したが、旅のハイライトは何と行ってもレオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』であった。感想は他日書くとして、この歴史的絵画を観るための方法を書き残しておきたい。

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会

『最後の晩餐』はこの教会の食堂の壁に描かれている

『最後の晩餐』は、ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会にある。鑑賞には人数制限・時間制限があり、予約が必要である。人気の観光スポットであるので、早い段階で予約が埋まることも多いらしい。
私が旅行で訪れたのは11月初旬で、予約が必要であることに気がついたのは3週間ほど前であったが、無事に事前予約して観ることができたので、参考までに残しておく。

一番簡単なのは、日本の旅行代理店に依頼することだろう。パッケージツアーでミラノを訪れるのならば、そもそもツアー内に組み込まれていることも多いだろう。その場合もおそらく、旅行会社が協会に予約を取っているはずだ。代理店に依頼した場合、手間がかからない分、当然ながら手数料を載せられるので高額である。
個人旅行であれば自分で予約したい。予約はウェブサイトから可能である。
最後の晩餐 観覧予約サイト

当然ながら日本語はなく、英語かイタリア語であるが、難しいことはない。
だが、私が確認した時点では2ヶ月ほど先まで予約が埋まっていて購入できなかった。だが、まだ焦ることはない。ウェブ予約枠が埋まっていても、電話すれば枠が余っていることがあるのだそうだ。もちろん英語(もしくはイタリア語)だが、外国人客からの電話応対にも慣れているそうなので恐れることはない。普通に国際電話すると高くつくので、Skypeクレジットを購入して電話するのが良いだろう。
ウェブ予約・電話予約ともに、こちらのページを大いに参考にさせていただいた。感謝。

私はSkypeで何度も(1週間以上に亘って時間帯を変えて20回以上)電話をかけてみたのだけれど、結局のところ電話予約はできなかった。予約受付オフィスが忙しくて手が回らないからなのか、あるいはスタッフが怠慢なのかは分からないが、オペレータに繋がることはなかった。電話したときの反応は以下の2パターンであった。

  • 20秒くらいイタリア語の自動音声が流れた後に自動的に切れる
    通話状態にはならないので、想像するに「ただいま大変混み合っております。もう一度お掛け直しください」的な音声が流れているのだろう
  • 自動音声で「イタリア語は1、英語は2を押せ」と言われ、2を押したあと保留音が流れ、2分くらい待った後に強制的に通話が切れる

どうしたものかと思案していたところ、予約したい日の10日ほど前に公式予約ウェブサイトを確認してみると、以前は予約申請できなかった日に空きが出ていたのである。
急いで予約手続きを完了。支払いはクレジットカード決済。無事に予約できた。予約すると以下のような確認メールが送られてくる。

 

 

当日はこのメールをプリントアウトしたものを持って、予約時刻の20分前にチケットと引き換える。チケットオフィスは、観覧入り口(教会に向かって左側)のさらに左の建物にある。

一度はウェブサイト上で予約が締め切った日付でも、日が迫るとキャンセルが出るのか直前の日付が予約可能になることもあるようなので、諦めないで毎日チェックするといいかもしれない。