月別アーカイブ: 2020年1月

新年会

先日、先輩が経営する会社の新年会に呼んで頂いたので参加してきた。
新年会では美味しいすき焼きを食したが、その前後に彼が宿泊しているホテルの部屋にお邪魔した。スイートルームで大変眺めが良い。
応接室では、(普段は主にリモートで仕事をしている)複数人のスタッフが集まって会議&作業を行っており、なるほどスイートルームはこうやって使うのかと納得した。部屋の広さを持て余すことなく活用しているし、ホテル代を文句なしに経費として計上できる。

こうして金回りの良い人と交流すると、お金があればできることが増えるし、より快適に過ごすことができるという当たり前のことを、臨場感を以って再認識する。
そして、経済活動に精を出そうという意欲が湧いてしまうのである。
そういう凡庸な自分の煩悩に少々嫌気は差すが、人とはそういうしょぼいものだし自分も例に漏れないと穏やかに思うようになった。

いつもと違うことをすると、少しいつもと違う心持ちになる。

寝正月を越えて

子供の頃からだが、私は正月というものがあまり好きではない。
あの弛緩した空気感が気に入らない。
いまやらなければならない事柄があるわけでもなく、 敢えて何かを行うべき必然性がないために、 結局のところ何かなすこともなく時が過ぎていく虚しさを覚える。

一方で、年の瀬の忙しない空気感は好きだ。
仕事納め、年越しへと向かって物事を収斂させていく、あるいはさせていかなければならないという緊張感が心地よい。
その一年を振り返り、記憶を整理し直すという行為も悪くない。

さて、今年の正月は絵に描いたような寝正月であった。
生産性の無さを感じてしまって気が晴れないのであるが、大切なのは客観的に計測可能な生産性ではない。そのようなものに振り回されずに、心の向くままに振る舞い、心に起こることを味わうことである。

漫然と昨日の続き、昨年の続きを演じることのないよう、放置していたブログを書くなどしてみた。
自分の感じたこと、考えたことをもっとアウトプットしていこう。敢えて立ち止まって言語化することで、不毛な妄想のループから抜け出し、少し違う位置へ進んでいこう。